Chris Rea Discography [Artist CD]
Chris Rea
クリス・レア(本名:Christopher Anton Rea, 1951年3月4日-)は、イギリス・イングランド・ミドルスブロウ出身のシンガーソングライター。
クリス・レアは1951年3月4日、イングランド北東部ティーズ川の河口に位置する重工業都市、ミドルスブロウの生まれ。祖父がイタリア人の商船員で、港町のミドルスブロウで出会ったアイルランド人女性と結婚。以後、ミドルスブロウに住むことになったという。3人の姉たちの影響でストーンズやサーチャーズ、ディラン、ソウルミュージックなどを聴き、本格的に音楽を志すようになったのは20歳を過ぎてからのこと。そのきっかけはジョー・ウォルシュで、彼のスライド・ギターに魅せられ、ギターに取り組むようになった。
Chris Rea - Driving Home For Christmas
1973年、ヴォーカルのデヴィッド・カヴァーデイルが脱退したばかりのMagdeleneに加入する。のちにこのバンドはThe Beautiful Losersと改名し、1975年、音楽誌Melody Maker のニュー・バンド・アウォードで勝ち残るが、結局うまくいかずに解散してしまう。
1976年、マグネット・レコードに認められてソロ契約を交わしたクリスは、ガス・ダッジョンのプロデュースでアルバム「Whatever Happened To Benny Santini? (何がベニーに起こったか?)」でデビュー。
このデビュー作はジョー・ウォルシュの影響が色濃く反映され、またイーグルスやジャクソン・ブラウンにも通じる作品で、アメリカではシングル「Fool (青春のいたずら)」が大ヒット、日本でもウエスト・コースト系のロックファンの間でかなり人気を集めた。しかもブルース・スプリングスティーンやエルヴィス・コステロと並んでグラミー賞の新人賞にノミネートされている。
ちなみに、この当時彼が好きなアーティストとして名を挙げていたのは、ジョー・ウォルシュ、ライ・クーダー、リトル・フィート、ジョニ・ミッチェル、トム・ロビンソンなど。
Whatever Happened to Benny Santini? (1978)
WHATEVER HAPPENED TO BENNY SANTINI ?
- アーティスト:
- 出版社/メーカー: Wea International
- 発売日: 1989/05/17
- メディア: CD
Chris Rea - Fool (If You Think It's Over)
1979年、同じくガス・ダッジョンのプロデュースで2ndアルバム「Deltics (デルティクスの渚)」をリリースしたクリスは、転機を迎える。敢えてアメリカ進出をせずに、地道なマイペース路線を歩み始める。
Deltics (1979)
セルフ・プロデュースで発表した3rdアルバム「Tennis」は、エルトン・ジョンを手掛けたガス・ダッジョンの元を離れ、自身で納得のいくものを作りたいという意思が結実した作品。
粗削りなサウンドにはロックンローラーとしての魅力が息づき、こじんまりとポップにまとめた次の「Chris Rea」以降の路線とは明らかに一線を画していた。
Tennis (1980)
Chris Rea (1982)
Water Sign (1983)
Wired to the Moon (1984)
Shamrock Diaries (1985)
本格的なブレイクは1986年、通算8枚目にあたるアルバム「On The Beach」からのタイトル曲の大ヒット。ラテン、ジャズ、ソウル・フージョンの洗練された味付けの中に、彼の音楽的ルーツでもある米南部の土臭さをさり気なく忍ばせた独自のスタイルを確立したアルバム。
On the Beach (1986)
Chris Rea - On The Beach
この頃から社会的な視点から現実を見据えた作品が多くなったことも特徴の一つ。1987年、アルバム「Dancing With Strangers」を発表し、初の来日公演も実現、日本での人気も不動のものとした。
その後も、1989年にリリースされた「The Road To Hell」からのタイトル曲が、本国イギリスでようやく初のトップ10ヒットとなり、アルバムのほうもNo.1に輝く大ヒットを記録。続く1991年のアルバム「Auberge」も、イギリスのチャートでNo.1を獲得する。
Dancing with Strangers (1987)
The Road to Hell (1989)
Auberge (1991)
God's Great Banana Skin (1992)
Espresso Logic (1993)
The Blue Cafe (1998)
The Road to Hell: Part 2 (1999)
King of the Beach (2000)
Dancing Down the Stony Road (2002)
Blue Street (Five Guitars) (2003)
The Blue Jukebox (2004)
Blue Guitars (2005)
Road to Hell & Back (2006)
The Return of the Fabulous Hofner Blue Notes (2008)
The Return of the Fabulous Hofner Blue Notes
- アーティスト:
- 出版社/メーカー: TBC
- 発売日: 2008/03/11
- メディア: CD
Best
New Light Through Old Windows (1988)
The Best of Chris Rea (1994)
Very Best of Chris Rea (2001)
Heartbeats: Greatest Hits (2005)
Platinum Collection (2006)
Works (2007)
The Ultimate Collection (1978-2000) (2007)
La Passione [Soundtrack] (1996)
Whatever Happened to Benny Santini? (1978)
Deltics (1979)
Tennis (1980)
Chris Rea (1982)
Water Sign (1983)
Wired to the Moon (1984)
Shamrock Diaries (1985)
On the Beach (1986)
Dancing with Strangers (1987)
The Road to Hell (1989)
Auberge (1991)
God's Great Banana Skin (1992)
Espresso Logic (1993)
The Blue Cafe (1998)
The Road to Hell: Part 2 (1999)
King of the Beach (2000)
Dancing Down the Stony Road (2002)
Blue Street (Five Guitars) (2003)
The Blue Jukebox (2004)
Blue Guitars (2005)
Road to Hell & Back (2006)
The Return of the Fabulous Hofner Blue Notes (2008)
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